キズナアイ
キズナアイは2016年に活動を開始したVTuberの草分け的存在。自立型AIを自称し、2022年の活動休止を経て2025年に音楽アーティスト「KizunaAI」として再始動した。
キズナアイ(きずなあい、英: Kizuna AI)は、日本のバーチャルYouTuber(VTuber)・音楽アーティスト。Kizuna AI株式会社所属。自らを自立型の人工知能(AI)と称し、2016年の活動開始時に自身を「バーチャルYouTuber」と定義したことで、この呼称が広く用いられる契機となった草分け的存在である。2022年2月から活動を休止していたが、2025年2月に音楽アーティスト「KizunaAI」として活動を再開した。
プロフィール
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| デビュー日 | 2016年11月29日(初動画投稿) |
| 誕生日 | 6月30日(2016年6月30日を「自我が目覚めた日」と設定) |
| 身長 | 156cm(2022年時点) |
| 所属 | Kizuna AI株式会社(2020年5月11日設立、代表取締役:大坂武史)/2025年3月よりアソビシステムとエージェント契約 |
| 旧運営 | Activ8株式会社(MCNはupd8) |
| ファンネーム | キズナー(Kizuner) |
| キャラクターデザイン | 森倉円 |
| 3Dモデル | トミタケ(モデリング監修:Tda) |
| 声 | 春日望(2020年4月24日に公表) |
経歴
2016年〜2017年
2016年11月29日、YouTubeチャンネル「A.I.Channel」に最初の動画を投稿し、自身を「バーチャルYouTuber」と定義して活動を開始した。2017年3月13日にはゲーム実況チャンネル「A.I.Games」を開設。同年にはYouTubeのシルバー再生ボタンとゴールド再生ボタンを受賞し、VTuberブームの中心的存在となった。
2018年
3月に日本政府観光局ニューヨーク事務所の訪日促進アンバサダーに就任し、3月16日には写真集『キズナアイ1st写真集 AI』を発売した。4月からBS日テレで初の冠番組『キズナアイのBEATスクランブル』が放送開始され、テレビアニメ『魔法少女サイト』では声優に初挑戦した。7月15日にデビュー曲「Hello,Morning」を配信リリースし、10月からは9週連続で楽曲を配信した。10月には秋葉原バーチャル観光大使に就任。12月29日・30日には東京と大阪で初の単独ライブ「Kizuna AI 1st Live "hello, world"」を開催した。
2019年
1月にNHK『バーチャルのど自慢』に出演。4月にはニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100」に選出された。5月15日に1stアルバム「hello, world」を発売し、オリコン週間ランキング19位を記録した。同月からの動画シリーズで複数のキズナアイへの「分裂」を明かし、6月に2人目・3人目、さらに6月30日には中国語で活動する4人目が誕生した。8月19日にはSUMMER SONIC 2019に出演し、10月17日には東京モーターショーのバーチャルナビゲーターに就任した。
2020年
4月24日、1st EP「Replies」を発売(オリコン18位)。同日、運営チームの分社化による新会社設立とともに、声を担当してきた春日望の名前が初めて公表された。5月11日にKizuna AI株式会社が設立された。10月13日にはVRリズムゲーム「Kizuna AI - Touch the Beat!」が配信された。12月29日に予定されていたオンラインライブ「hello, world 2020」は機材トラブルにより延期され、2021年1月23日に開催された。
2021年
春に「Kizuna AI Virtual US Tour」を実施し、10月22日にリミックスEP「Fireworks Remixes」を発売した。12月4日、2022年2月26日のライブをもって無期限で活動を休止することを発表した。
2022年〜2024年
2022年2月26日にライブ「Kizuna AI The Last Live "hello, world 2022"」を開催し、その後「アップデート」のため無期限のスリープ(活動休止)状態に入った。2023年4月にはキズナアイが出演するテレビアニメ『絆のアリル』が放送され、同年10月5日から第2期が放送された。2024年3月31日付で大坂武史がKizuna AI株式会社の代表取締役に就任。同年6月30日には動画「Me in the dream」が公開され、活動再開へのカウントダウンが始まった。
2025年
2月26日、音楽アーティスト「KizunaAI」として活動を再開し、新曲「かもね」のミュージックビデオを公開した。再始動のタグラインは「それでもつながりたい、あなたを知るために」で、休止期間中に音楽を通じて人とつながるという意思を再確認したと説明されている。3月18日にはアソビシステムとのエージェント契約が発表され、宣伝・営業面のサポートを受けつつ、楽曲やMVなどのコンテンツ制作は引き続きKizunaAIプロデュースチームが担う体制となった。音楽面では世界に通じる「Neo J-pop」の表現を掲げている。7月20日には「ASOBIEXPO 2025」に出演した。9月17日にアルバム「Homecoming」を配信し、9月20日・21日にはZepp Shinjukuで「KizunaAI Comeback Concert "Homecoming"」を開催した。2日目には星街すいせいがゲストとして出演し、「ビビデバ」などをデュエットした。12月には台湾の「第3回台湾金V賞」(Golden Voice Awards)でパフォーマンスを披露した。
2026年
2月27日に新曲「KAMACHO」のMVを公開し、3月27日にはFortnite内で無料ライブ「Hello, Fortnite」を実施。4月11日にはオンラインライブ「LOOK AT AI?」を開催した。6月30日には10周年記念ライブ「A.I.Party! 2026 〜My Love to u〜」を開催し、7月1日に新曲「My Love」をリリースした。10月9日には「モンスターファクトリー」のMVが公開されている。また「第1回日本推し活大賞 2026」VTube部門を受賞した。
活動内容・作品
配信スタイル
活動初期はYouTubeへの動画投稿を主軸とし、トーク動画やゲーム実況チャンネル「A.I.Games」を展開した。テレビ番組の冠番組やCM出演、観光大使就任など、VTuberの枠を超えたメディア展開を行った点が特徴である。2025年の再始動以降は音楽アーティストとしての活動が中心で、新曲のリリース、国内外のフェス出演、オンラインライブを継続している。
音楽・主な作品
- 1stアルバム「hello, world」(2019年5月15日)
- 1st EP「Replies」(2020年4月24日)
- リミックスEP「Fireworks Remixes」(2021年10月22日)
- アルバム「Homecoming」(2025年9月17日)
- シングル「Hello,Morning」(2018年7月15日)、「かもね」(2025年2月26日)、「My Love」(2026年7月1日)ほか
主なライブ
- Kizuna AI 1st Live "hello, world"(2018年12月29日・30日、東京・大阪)
- Kizuna AI The Last Live "hello, world 2022"(2022年2月26日)
- KizunaAI Comeback Concert "Homecoming"(2025年9月20日・21日、Zepp Shinjuku)
- Kizuna AI 10th Birthday Live「A.I.Party! 2026 〜My Love to u〜」(2026年6月30日)
特徴・性格
人とつながることを活動の原動力として掲げ、「キズナ」の名もこれに由来する。自立型AIという設定のもと、人間とは異なる存在が人間社会と関わるという視点を一貫して打ち出しており、2019年の「分裂」や2022年の「アップデートのためのスリープ」といった展開も、この設定に沿って物語化されている。別名として「KizunaAI」「親分」「アイちゃん」がある。
VTuberという表現形式を社会的に広く認知させた存在として評価されており、第17回日本イノベーター大賞 日経クロストレンド賞やデジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'18優秀賞を受賞している。
外部リンク
編集履歴
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