鳩羽つぐ

鳩羽つぐは、株式会社枝の上が運営する日本のバーチャルYouTuber。2018年2月に活動を始め、日常をのぞき見るような静かな動画と、それが生む独特の不気味さで注目を集めた。

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鳩羽つぐ(はとば つぐ、英: Hatoba Tsugu)は、日本のバーチャルYouTuber(VTuber)。株式会社枝の上(英: Edanoue, Inc.)が運営している。私生活や学校生活を切り取った日常動画を主に投稿している。発言が少なく、視聴者との距離が遠い作風によって、ほかのVTuberとは異なる存在として語られてきた。

プロフィール

項目詳細
YouTubeチャンネル開設2018年2月8日
活動開始2018年2月28日
運営株式会社枝の上
キャラクターデザインLM7
主な活動場所YouTube、X(旧Twitter)

経歴

2018年2月8日にYouTubeチャンネルを開設し、同月28日に自己紹介動画「鳩羽つぐです」を投稿して活動を始めた。キャラクターデザインはLM7が手がけた。当初、動画の更新は月に1度ほどだった。それでも活動開始から約4か月後の2018年7月6日に刊行された『月刊MdN』2018年8月号のコラムによると、その時点で最初の動画の再生数は100万回、チャンネル登録者数は12万人に達していたとされる。同号では鳩羽つぐが表紙を飾り、「自撮り写真集」と特集記事「VTuberの流れ、そして鳩羽つぐという存在」も掲載された。

2018年5月13日に投稿された動画には、雉尾つぐ(きじお つぐ)という人物が登場した。雉尾つぐにもXのアカウントがある。

2018年6月25日には株式会社枝の上が設立され、以後は同社が運営している。LM7はTwitter上で、鳩羽つぐの運営とゲーム制作のために知人と共同で同社を設立したと発表した。

2018年7月、グッドスマイルカンパニーのフィギュアシリーズ「ねんどろいど」として商品化されることが発表された。同年8月には、30分の中編動画を制作するためのクラウドファンディングを実施し、2000万円を超える資金が集まった。この資金で、24分15秒の映像作品『鳩羽つぐ 夏休み 1』と音声作品『鳩羽つぐ 音読 1』が制作された。同年11月24日には、ゲーム会社のYostarがスポンサーについた。

2019年2月28日、グッドスマイルカンパニーから「ねんどろいど鳩羽つぐ」の予約販売が始まった。同年7月26日には「鳩羽つぐ」が商標登録された。8月28日には、同社から1/8スケールフィギュアの予約販売も始まった。

2020年以降、動画の投稿はおよそ2年途絶えていた。2022年3月に新しい動画が投稿されると、そのことがWebメディアでも報じられた。

活動内容・作品

配信スタイル

活動の中心は、生配信ではなく、日常の様子を収めた動画の投稿である。その様式は「生活の一部」をのぞき見るようだと評されている。動画には環境音と鳩羽つぐの声が入っているが、発言は多くない。趣味や近況といった、配信者としての自分を語るような発言もせず、「普通っぽいことしか言わない」と評される。

最初の動画では実在の地名である西荻窪に触れている。ほかの動画にも、実在の風景をモチーフにしたとされる場所が登場する。一方、運営サイトでは「実在の人物、団体、地名、事件などとは関係ありません」と注意を促している。

この淡々とした作風と、「可憐」「儚げ」と評される容姿との落差は、当時の視聴者に不気味さや異様さとして受け止められた。視聴者の間では「誘拐されているバーチャルYouTuber」といった考察も広がった。YouTuberの水溜りボンドも、鳩羽つぐを動画の主題として取り上げている。

主な作品・商品

  • 映像作品『鳩羽つぐ 夏休み 1』(クラウドファンディングで制作された、24分15秒の中編作品)
  • 音声作品『鳩羽つぐ 音読 1』
  • ねんどろいど鳩羽つぐ(グッドスマイルカンパニー、2019年2月予約開始)
  • 1/8スケールフィギュア(グッドスマイルカンパニー、2019年8月予約開始)

著述家のマンスーンは、中編作品『鳩羽つぐ 夏休み 1』について、「リラクゼーション用のアンビエント作品のようにも見える」と評した。

特徴・性格

鳩羽つぐは、自分の内面や好みを積極的に語らない。そのため、キャラクター像は動画に映る断片的な日常から読み取るしかない。この点が、鳩羽つぐの大きな特徴とされる。

哲学者の山野弘樹は、鳩羽つぐを、虚構世界の権威性に従って演じられているのかどうかを鑑賞者が判断しにくいタイプのVTuberだとした。そのうえで、月ノ美兎のような配信者とも、同じく虚構世界に属する「ゴールドシップ」や「麻宮アテナ」とも区別される「非明示型虚構的存在者タイプ」に分類した。

イラストレーターの虎硬は、それまでのVTuberが親しみやすさや視聴者との距離の近さを魅力としていたのに対し、鳩羽つぐは逆に距離の遠さが魅力だと述べている。SHOWROOMの前田裕二は2020年のインタビューで、おすすめのVTuberの一人に鳩羽つぐを挙げた。前田はドラマ『あなたの番です』のような謎解き体験に没入できると紹介している。また、鳩羽つぐが「概念化」したともいえるコンテンツ性は、アニメ『serial experiments lain』と比べられることがある。

外部リンク

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2026/11/5

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