バーチャル美少女ねむ

バーチャル美少女ねむは、2017年に活動を始めた個人勢VTuber。メタバース文化エバンジェリストとして活動し、著書『メタバース進化論』で「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門の大賞を受賞した。

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バーチャル美少女ねむ(バーチャルびしょうじょねむ、英: Virtual Bishojo Nemu)は、日本のバーチャルYouTuber(VTuber)。事務所に所属しない個人勢として活動している。メタバース文化エバンジェリスト、HTC公式VIVEアンバサダー、VTuber企画プロデューサー、作家、歌手としても活動し、アバター文化やメタバースの発信を続けている。

プロフィール

項目詳細
活動開始2017年9月11日
所属個人
名前の由来仮想通貨NEM
肩書きメタバース文化エバンジェリスト、HTC公式VIVEアンバサダー、VTuber企画プロデューサー、作家、歌手
主な著書『仮想美少女シンギュラリティ』、『メタバース進化論』

経歴

2017年9月11日にTwitterアカウントとYouTubeチャンネルを開設して活動を始めた。2017年末にVTuberブームが起こる前から活動しており、個人で運営するVTuberとしては世界最古だと自称している。2018年2月には、チャンネル登録者数の多いVTuberを紹介する記事でランキング第18位として取り上げられた。同年10月には「VTuberハッカソン2018 横須賀」で開会の挨拶を務めた。

2019年1月、小説の執筆・出版費用を集めるクラウドファンディングを実施し、目標金額の400%を達成した。同年5月、VTuberを題材に人類進化の可能性を描いた小説『仮想美少女シンギュラリティ』を出版した。この作品は『このセルフパブリッシングがすごい! 2020年版』の読者ランキングで第3位に入り、2020年12月にはAmazon売れ筋ランキング「小説・文芸」部門で1位になった。

2020年1月、NHKの番組『ねほりんぱほりん』のバ美肉(バーチャル美少女受肉)特集にゲスト出演した。番組内で、バ美肉を日本的な「見立て」の文化と捉える「美少女は枯山水」という発言が話題になった。同年5月には、HTC社の「公式VIVEアンバサダー」に他の7名とともに選ばれた。8月には音楽ライブ「バ美肉紅白」を共催し、10月にはVIVEアンバサダーによるハロウィンライブ「REVIVE」をプロデュースして自らも歌手として出演した。

2021年2月、さっぽろ雪まつりの現地開催が中止されたことを受け、「バーチャル雪まつり2021」をプロデュースし、司会と歌唱を担当した。同年4月にはコンピレーションアルバム『ヴァーチャル:スタァゲイザー』でCDデビューした。10月には、スイス・ジュネーブ大学の人類学者Ludmila Bredikhinaと共同で、ソーシャルVRユーザー1,200名を対象とした生活実態調査レポート「ソーシャルVR国勢調査2021」を発表した。

2022年3月、技術評論社からメタバース解説書『メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界』を出版した。発売から3か月で6刷の重版となった。同年は、NHK『令和ネット論』や『阿佐ヶ谷アパートメント』、『所さん!事件ですよ』などのメタバース特集に出演した。さらに内閣府の「メタバース官民連携会議」でゲストスピーカーを務め、文化庁の文化審議会のワーキンググループにメタバースやNFTに関する助言とデータを提供した。12月には一般社団法人VRMコンソーシアムから「アバター文化の発展に最も貢献したバーチャルキャラクター」として「アバターアワード特別功労賞」を贈られた。この賞は2020年のキズナアイ以来の授与だった。

2023年2月、『メタバース進化論』が「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門の大賞を受賞した。同年10月には、国際連合の国際会議「インターネット・ガバナンス・フォーラム京都2023」で、「メタバース住人との対話――新たなアイデンティティとダイバーシティ」と題して英語で講演した。11月にはソーシャルVRユーザー2,000名を対象とした「ソーシャルVRライフスタイル調査2023」のレポートを公開した。12月にはMoguLive編集部が主催する「MoguLive VTuber Award 2023」で「今年最も輝いたVTuber」に選ばれた。

2024年1月、メタバースチャリティライブ「EXISTENCE」を主催し、集まった支援金を令和6年能登半島地震の災害義援金として寄付したと発表した。同年10月には、産業技術総合研究所が設置した「アバター国際標準化の国内検討委員会」の委員に就任した。2025年4月にはForbes JAPANの「世界を救う希望 "NEXT100"」に選ばれている。

活動内容・作品

配信スタイル

アバターは用途に応じて使い分けている。FaceRigの表情認識で動かす2Dモデルを「二次元美少女モード」、Virtual CastやVRChatなどのVR配信で使う3Dモデルを「三次元美少女モード」と呼んでいる。YouTubeやnoteでは、VR技術やメタバースの文化を紹介する発信を行っている。VTuber企画プロデューサーとしては、「バ美肉紅白」「バーチャル雪まつり」などのイベントを手がけてきた。

音楽

  • 「ココロコスプレ」(2020年):バ美肉をテーマにした楽曲。クラウドファンディングで制作資金を集めた。
  • 「Virtual Stargazer」(2021年):VIVEフェイシャルトラッカーを使った世界初のMVとして公開された。
  • 「ファントムセンス」(2021年):VR感覚(ファントムセンス)をテーマにした楽曲。VR感覚を疑似体験できる360°MVも公開された。
  • 「メタバースデイ」(2022年):「メタバースで生きていく」をテーマにした楽曲。秋葉原駅前の大型ビジョンでMVが1か月間放映された。

著書

  • 『仮想美少女シンギュラリティ』(2019年)
  • 『メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界』(2022年、技術評論社)

特徴・性格

アバターがもたらす変化を、3つの「コスプレ」として説明している。自分のアイデンティティを自在にデザインできる「アイデンティティのコスプレ」、魂同士の本質的なやり取りが加速する「コミュニケーションのコスプレ」、多面的な経済参加を可能にする「経済のコスプレ」である。この3つによって人類に「進化」と呼ぶべき革新が起こると論じている(メタバース進化論)。また、「なりたい自分」を自由に選べるようになれば可愛いキャラクターの姿を選ぶ人が増える、という仮説を検証するプロジェクト「人類美少女計画」を進めている。アバター国際標準化の委員就任時には、「なりたい自分になれる権利」の確立を掲げるメッセージを発表した。VTuberの枠を超え、研究者との共同調査や国際会議での講演、行政への提言なども行っている。

外部リンク

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承認編集者:r***@gmail.com
2026/11/4

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