宇推くりあ
宇推くりあは、2020年に活動を始めた個人勢のVTuberである。「ロケット工学アイドルVTuber」を名乗り、ロケット打ち上げの実況・解説配信やJAXAなどとのコラボ企画で知られる。
宇推くりあ(うすい くりあ、英: Clear Usui)は、日本のバーチャルYouTuber(VTuber)。個人で活動している。「ロケット工学アイドルVTuber」を名乗り、国内外のロケット打ち上げをYouTubeやX(旧Twitter)で同時視聴しながら実況・解説する配信で知られる。
プロフィール
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| デビュー日 | 2020年10月10日 |
| 誕生日 | 7月7日(設定。「宇推くりあ地球に爆誕記念日」) |
| 出身 | 惑星クラリス(設定) |
| 所属 | 個人 |
| キャッチフレーズ | ロケット工学アイドルVTuber |
| 衣装デザイン | 新衣装「Clear Turquoise Rocket One, CTR-1 薄碧の火箭少女」は宇推くりあ自身のデザイン |
経歴
キャラクター設定では、「ラブライブ!」のスクールアイドルに憧れ、惑星クラリスから地球へやってきた宇宙人である。地球まで乗ってきたロケットが墜落した7月7日を誕生日としており、この日を「宇推くりあ地球に爆誕記念日」と呼んでいる。VTuberとしての活動は2020年10月10日に始まった。
2021年12月30日、日本テレビ「プロジェクトV Vtuberアワード2021」のベストファッション新衣装部門でファン投票1位となり、大賞を受賞した。受賞した衣装は本人がデザインしたもので、ロケットに関係する要素が多く取り入れられている。
2023年1月にはH3ロケット試験機1号機の応援サポーターに加わった。同年2月17日、同機の打ち上げ中止について解説した配信は、リアルタイム視聴者が7000人を超えた。同年4月にはタカラトミーが開発した超小型変形型月面探査ロボット「SORA-Q」の応援パートナーとなり、5月22日からは宇宙作家クラブの会員でもある。同年7月、秋田県能代市の能代ロケット実験場で燃焼試験中のイプシロンSが爆発した際には、宇推くりあが現地で撮った映像がインターネットだけでなく民放のニュース番組でも取り上げられた。同年10月13日の内閣府特命担当大臣の定例記者会見では、第6回宇宙開発利用大賞のタイアップ・PRキャラクター就任が発表された。内閣府は起用の理由として、H3ロケットの応援サポーターを務めたこと、天文雑誌「星ナビ」に記事を書いたこと、配信の内容などを挙げている。
2024年は2月にH3ロケット試験機2号機の応援サポーターに加わり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主催した「国際宇宙ステーション(ISS)・『きぼう』利用シンポジウム2024」に出演した。この催しではJAXA研究者との対談や古川聡宇宙飛行士の軌道上会見を解説する企画に参加し、当日の副音声ライブ配信も担当した。同年5月には、JAXAと欧州宇宙機関(ESA)が共同開発した地球観測衛星「EarthCARE」の特別コラボレーション企画に参加した。5月29日にJAXA公式YouTubeチャンネルで配信された打ち上げ中継には「ロケット解説者」として出演し、ファルコン9について解説した。同年にはソニーグループの宇宙プロジェクト「STAR SPHERE」の企画にも参加し、超小型人工衛星「EYE」を使った宇宙撮影企画に出演した。
2025年は1月に準天頂衛星システム「みちびき」のアンバサダーに就任し、2月には前年に続いて「きぼう」利用シンポジウムで公式ナビゲーターを務めた。3月28日には、VTuberのぬいぐるみなどを国際宇宙ステーションへ送る「推し宙スペースライブ」プロジェクトでミッションコマンダーに就いた。同年11月19日には「次に来るVTuber大投票2025」で最優秀賞を受賞した。その特典として3Dモデルが制作され、2026年2月22日の「Sanrio Virtual Festival 2026」でミニパフォーマンスを披露した。2026年4月17日には、きぼう日本実験棟からのライブ配信イベントに出演している。
活動内容・作品
配信スタイル
主な配信は、国内外のロケット打ち上げや打ち上げ後の記者会見を同時視聴しながら行う実況・解説である。外国語の中継を日本語に訳しながら解説することもある。解説では、専門用語を分かりやすく説明することと、数式をできるだけ使わないことを心がけているという。チャット欄には、「待機圏」(大気圏のもじり)、「こんばっしょん」(英語で燃焼を意味するCombustionから)、「おつかれさまーりん」(スペースXのロケットエンジン「マーリン」から)など、航空宇宙用語にちなんだ挨拶がよく見られる。2023年のインタビューでは、ロケットを夢の乗り物だと思っている人に、それが現実の輸送機であることを伝えて理解を深めてもらいたいと語っている。
対談企画「ClearMaxQ」
- 第1回:堀江貴文(インターステラテクノロジズ取締役・ファウンダー)(2023年5月6日)
- 第2回:三桝裕也(JAXA「はやぶさ2♯」運用リーダー)(2024年6月4日)
- 第3回:村上豪、小川博之、Johannes Benkhoff(国際水星探査計画ベピコロンボ関係者)(2024年6月12日)
執筆
- 月刊星ナビ 2023年6月号・7月号:HAKUTO-Rプロジェクトの解説
- 月刊星ナビ 2023年11月号:X線天文衛星XRISMの解説
- ニュースレター『宇推くりあのキラキラ宇宙通信☆』(theLetter、2026年9月開始)
主なイベント・出演
- VTuberFesJapan × おしゃべりフェス in 超会議2023(2023年4月29日)
- JAXA相模原キャンパス特別公開2023(2023年11月3日 - 4日)
- 第66回北大工学祭「宇推くりあとこんばっしょん!★燃焼実験実況中継★」(2024年6月8日)
- TBSラジオ「Sky presents 藤原竜也のラジオ」(2024年4月13日)
- サイエンスアゴラ2025「YOUは何しに宇宙系YouTuberに?」
- SPACETIDE Career Connect 2026 Summer アンバサダー
- ダイヤモンドエアサービスとのコラボ企画「宇推くりあ 無重力フライトミッション ~A Small Step Toward Space~」(2026年10月発表)
このほか、オリジナルソングの制作などアイドルとしての活動も行っている。
特徴・性格
「ロケット工学アイドルVTuber」という肩書きには、工学機器やロケットの魅力を広めることと、アイドル活動の両方に挑むという意味が込められている。2023年のインタビューでは、ロケットに興味のある人にVTuberを、VTuberに興味のある人にロケットを知ってもらうこと、そして自分自身が大好きなアイドルになることを目標に挙げた。話の専門性が高いため、宇宙開発の関係者からも評価されている。JAXAの2024年度業務実績等報告書には、宇推くりあとのコラボによって宇宙教育教材サイトの閲覧数が大きく増えたと記されている。
外部リンク
編集履歴
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